平成25年度 地域ケア推進担当者合同会議



地域ケア推進担当者合同会議

4/26 更新しました!

日 時: 平成25年4月19日(金) 13:30~16:00
会 場: 鶴岡市総合福祉センターにこ❤ふる
参加者: 約80名
(鶴岡市健康課、鶴岡市社会福祉協議会地域福祉課、鶴岡市社会福祉協議会福祉センター、地域包括支援センター[オブザーバー:鶴岡地区医師会地域医療連携室])

記録…
  1. 開会
  2. あいさつ(鶴岡市地域包括支援センター所長)
  3. 協議
  4. (1)鶴岡市地域ケアネットワーク構築の推進について

    • 地域ケアネットワーク構築の目的や実施方法、今後の計画と実績報告について、鶴岡市地域包括支援センター担当者より説明がされた。
    • 鶴岡市では平成25年度より、既存の地域包括支援センターに、新たに2事業所(永寿荘・あさひ)が増え9つとなった。

    (2)平成24年度の活動報告について(由良地区)
      ○発表:鶴岡市社会福祉協議会地域包括支援センターとようら支所  五十嵐 晃 氏

    • 地域のネットワークづくりを進めていく過程は、
      ①準備 → ②アセスメント → ③目標と計画立案
                        → ④計画の決定・実施 → ⑤評価
      の順となり、循環している。
      由良地区における24年度の活動について、「ワークシート1~4‐③」を資料として用い、それに沿った報告がされた。
    • 由良地区では、地域の基礎情報をはじめとし高齢者関連データ・社会資源といった情報を地域ケア推進担当者が把握・共有しており、地域課題と高齢者福祉ニーズを整理した地域のアセスメントが出来ていると感じられた。
    • 座談会を開催した際、高齢者の課題のみにとらわれず子供や結婚に関することも話題となり、世代間の意見の相違など地域全体の課題を把握できたという成果があった。また、福祉員、婦人会、保健衛生推進員を対象とした座談会においては、課題把握についての住民の盛り上がりにも配慮し、各グループごとに話し合った後に全体で課題を共有したことで、住民が主体となって課題を解決する意識付けにもなったのではないか。
    • 地域ケア推進担当者が各種制度の説明や、それを円滑に利用するための相談にのったり、持ち合わせている情報を提供し課題解決に向けての提案をする等の役目を果たしており、地域住民と協働してネットワークづくりに取り組んでいた。
    • 地域ケア推進担当者が日頃からよく連携をとって活動出来たことが成果に繋がり、活動評価から今後の方向性を地域住民と一緒に確認できることで地域からの信頼や繋がりをより深めていけるのではないか。

    (3)研修
      ○講義:「これからの地域ケア推進に求められる課題」
       講師:東北公益文科大学 准教授 武田 真理子氏

    • 地域ケアが求められる要因や推進される背景、鶴岡市地域コミュニティ基本方針、地域ケアネットワークの目的・機能などを説明
    • 地域によって違う生活課題の多様化、課題の深刻化、制度の問題がある
    • 制度に頼れない人もいて、本人・家族の解決能力が低下している
    • プロセスの中で要となるのは、ニーズ・課題をどのように把握するのか
    • 地域ケアネットワークにおいては、小さな情報が大切。ネットワークは目的を達成するための手段である

      ○グループワーク:「担当地域のニーズ把握に必要なことを考える」
       「担当地域のニーズをどのように把握しているか」をテーマに、
       大判用紙とポストイットを用いて各包括ごとにグループ分けし、
       グループワークを行った。


      ≪ニーズの種類・分類≫(金井・2010年)

    個別ニーズ…ニーズの個別性に着目。個人や家族構成員が抱えている具体的なニーズを把握するもの。(例)認知症の人の受診先となる医院が分からない。
    地域共通ニーズ…共通性に着目。一定のグループや地域内で共通するニーズとして把握するもの。(例)1人で食事が出来ない。認知症・徘徊者を発見できていない。
    団体・機関活動ニーズ…①と②に取り組むために課題となるニーズ(例)資金的な面、認知症の方の交流を受け入れてもらえない。

      ≪ニーズ把握の方法≫

    A) 待ち受け…あらかじめ設定された場面・持ち込まれるニーズ把握する形態。(例)会議に出席していると分かること。丁寧な面接での発覚。
    B) 御用聞き…アウトリーチにより潜在ニーズを引き出す形態。(例)個別・家庭訪問。住民座談会を開いて地域課題を引き出す。地域に住んでいる民生委員から聞きだす。
    C) アンテナ…情報の整理をすることでニーズ把握する形態。(例)人口動態等既存資料を元に、将来想定されるニーズを把握する。地域診断、社会資源リサーチ。研修会やイベントなどにおけるアンケート調査。
    個別ニーズ 地域共通ニーズ 団体・機関活動
    ニーズ
    待ち受け ・通報
    ・ヘルパーや民生委員
    ・保健所
    ・総合相談所からの連絡
    ・サロン、ネットワーク
     会議の開催
    ・地域行事
     (コミセン祭り)
    御用聞き ・個別訪問
    ・住民座談会
    ・福祉座談会
    (例)
    ・移動手段
    ・ケースカンファレン
     ス、ケア会議
    アンテナ ・アンケート調査 ・町内会長への
     アンケート調査
    ・既存資料、統計データ
    ・社会資源、マッピング

    (*住民座談会など、全てに該当する方法もある。アンケート一つで多角なニーズ把握が可能。)


      ≪まとめ・所感≫
      地域におけるニーズ把握のポイント

    • 個別課題から解決される意義
    • ニーズの把握と解決の優先順位
    • プロセスが大事
    • 誰がニーズの優先順位をつけるか
    • 評価するのは住民である
    • 地域ケア推進における地域のニーズ・課題をどのように把握するのか、ニーズの種類分けと把握の方法を表に書き表すことで分かりやすくなり、課題だけでなくそれぞれの立場や職種の役割も明確にすることができるのではないかと感じられた。拠点としても地域ケア推進のための一助となるべく、今後も地域包括支援センターとの連携をとっていきたい。
  5. その他
    • 鶴岡市もの忘れ相談医について
    • 認知症患者家族教室のご案内
  6. 閉会